北辰神桜流 神桜舘発起80周年特別企画
流祖 篠田桜峰の貴重映像が発見!さらに時代を超えて特別デジタル編集して上映
映像は、今から約50年ほど前の昭和41年ごろのフィルムで、流祖 篠田桜峰の最も代表的な演目「棄児行」です。晩年の貴重な映像作品で今観ても流祖の魂をゆさぶる迫真の演舞は見る人に感動を与えます。さらに今回は、カラー映像に流祖の肉声をリミックスし、独特の張りのある絞り上げるような唄声に誰もが圧倒されることになるでしょう。
「棄児行」雲井龍雄 作
この詩は、幕末から維新にかけて薩摩の独善に反抗したため明治政府によって処刑された米沢藩士 雲井龍雄の作といわれ、貧困のため子を棄てざるを得ない親の悲しみを詠って万人の胸を打つ名作として人口に膾炙している。
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「棄児行」
雲井 龍雄 作 |
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斯身飢うれば 斯児育たず |
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斯児棄てざれば斯身飢う |
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捨つるが是か 捨てざるが非か |
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人間の恩愛 斯心に迷う |
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人間の恩愛 |
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斯心に迷う 哀愛禁ぜず 無情の涙 |
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復 児顔を弄して苦思多し 児や命なくば黄泉に伴わん児や命あらば斯心を知れよ |
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焦心頻に属す 良家の救い 去らんと欲して忍びず別離の悲しみ |
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橋畔忽ち驚く行人の語らい残月一声 杜鵑啼く |
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杜鵑啼く |